【シャドーハウス2期】原作ファンが第8話「ローブ様の正体」を語る【アニメ感想】

アニメ感想

第八話「ローブ様の正体」の感想です。

原作単行本6巻掲載の「ローブ様の正体は…」「亡霊騒ぎの犯人」をベースにしたエピソードでしたね。

本記事の感想にはアニメ本編の原作のネタバレを含みます。ご理解の上でご覧ください

感想

ある意味で、二期で一番盛り上がる回だったのではと思います。

ケイトの卓越した頭脳と仲間たちの集めてくれた情報により、ローブ様の正体を論理演算による推理によって突き止めるエピソードは見ものでしたね。

ミステリでは、よく点と点が繋がって線になる、というような表現がされますが、これまでの情報を結ぶことで「亡霊騒ぎ」の犯人の手に縄をかける様は気持ちよかったです。

ケイトはマーダーミステリー遊ぶと物凄い強そうですね。

ただし、ローブ様の正体がマリーローズであるというのは、アニメではあまり隠す気が感じられなかったように思えます。

アニメの演出もあって論理的に可能性を詰めていく面白さはありますが、初見の方が犯人の正体に対して驚きがあったのか気になるところです。

元々原作でも消去法でほぼ絞れているうちの一人だったので、意外性の部分では弱い真相だとは思いますが、もう少し隠しても良かったのかなと思います。

モーフについて

物語上で重要そうな「モーフの頃の記憶を持ったシャドー」の存在が明かされました。

この項では、アニメ本編でカットされた説明を補足します。

補足

画像は、『シャドーハウス』原作第6巻でアニメ八話の説明シーンに該当するコマです。

イラストで補足されている通り、モーフは人間の姿形以外にも知能も模倣しますが、元々の個性の一部は残ります

イラストは、ルウがおとなしい性分だからといってルイーズも大人しくなるわけではなく、元々の個性が姦しいモーフだったから「うるさい」シャドーになっている事を表しています。

ジョンも同様に、ショーンの知性を真似ようとしても脳力の限界以上の模倣は出来ていません。

重要なのは、モーフにも個としての記憶と性分があったということです。完全に模倣しきれないのがその証左というわけです。

その上で、擬態の過程で記憶を失うのが大半のシャドーであるのに、ケイトとローブ様は記憶を維持しているから「特別」だと説明しています。

考察

注:ここから先は単行本9巻以降の内容を含みます

ネタバレというほどではないですが、気になる方はお控えいただいた方が宜しいかと思います

さて、

これは後々明かされるのですが、モーフの擬態の精度はかなり高いようで、元の人間の深層にあるような隠れた性質まで真似ることが出来ているのではないか、と指摘されています。

例えば、ショーンは冷静にみえて意外と直情的で、考えるより先に身体が動くタイプであり、その辺りはジョンと似ていますね。

これは、ジョンがショーンの内面の一部を写しているのではないかと説明されています。

しかし、この辺りはマリーローズの説明と矛盾する内容だなと感じます。

じゃあジョンには元々の個性って無いの?って話になりますよね。

これは憶測ですが、この辺りの説明のブレはモーフ=シャドー=悪という構図にさせないための、ソウマトウ先生の苦心の跡であろうと思われます。

擬態が悪い事として話が進むと、生き人形達の知能を模倣しているというモーフの性質が、シャドーと人間の共存の障害になります。

擬態はあくまでモーフの生態であり、悪意はなく、モーフもシャドーハウスに忠誠を誓うように人格をコントロールされている被害者である、ということにしなくてはいけません。

ですので、擬態そのものは悪い事ではない、と強調する必要があります。

人は近しい他人の影響を受けて成長していくモノですよね。

モーフにとっての擬態は、上記の成長の過程と同等のプロセスであり、シャドーハウスの進める「人間との一体化」とは一線を画す別行為だと考えるべきでしょう。少なくとも筆者はそう解釈してます。

ソウマトウ先生が、シャドー=モーフの個性と生き人形(人間の子供たち)との共存、シャドーハウス(偉大なるおじい様)の思惑などを成立させる為のバランスを維持するのに苦慮されたことが伺えます。

個人的には、ショーンの直情的な部分はジョンの影響を受けた結果、という事にした方が自然だったのにと思います。

音響

ところで、今回のBGMが個人的に物凄い好みです。

BGMが聞きたい一心で、そのシーンだけを5回位見返しちゃいましたね。

サウンドトラックが欲しくなったので、久しぶりにサントラを予約しました。

2期開始前に本編に期待する事としてSEやBGMも上げていたのですが、八話は筆者の期待以上に素晴らしい仕事だと思わせてくれる回でした。

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もちろんSEも素晴らしかったです。

例えば、ケイト一行とローブ様が対面するシーンの直前、広間に向かう途中の通路を踏むカツカツという足音も素晴らしかったです。

この音響の対比として、ローブ様の足音は殆ど聞こえないんですよね。

何故靴の音が聞こえないのかは来週解りますが、とにかく制作スタッフの細やかな拘りを感じます。

Twitterの感想

Twitterの反応の一部をまとめてみました。

一番上の方はナンバリングを間違えておられますが、8話の感想で相違ないようです。

確認した範囲では、全体的に好印象な呟きしか見つけられませんでしたが、推理の進行と情報に若干の蛇足感を感じておられる方もいましたね。

コメント

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