【日記】『マーダーミステリー~PASTEL TRAVELER – EL~』紹介と【マダミス感想】

マダミス

どんなゲーム?

今回遊んだシナリオは、あるす( @Alus_jinrou )さん制作のオリジナルシナリオ、

『マーダーミステリー~PASTEL TRAVELER – EL~』です。

本作は、GM有りの五人用シナリオとなっています。

当該シナリオは、こちらのサイトからご購入、DLしていただけます。

【SFマーダーミステリー】『マーダーミステリー~PASTEL TRAVELER - EL~』 - alus-murdmys - BOOTH
『マーダーミステリー~PASTEL TRAVELER - EL~』 制作:あるす( @Alus_jinrou )

あらすじ

天才たちが集うラボで殺人未遂事件が発生します。

何とか一命を取り留める被害者でしたが、いつ命の灯が消えるともしれない危険な状態です。

プレイヤーは、救命活動と並行して、メンバーの中にいるかもしれない加害者を探します。

オープニング

人生にやり直しがきくとしたら、あなたはどうしますか?

燃えるような恋をする、真面目に勉学に励む、巨万の富を得る 人間の欲望は数知れませんが、他人がどんなことに後悔の念を抱いているか、そしてどんなことを望んでいるかなど、誰も分からないものです

我が国が誇る優秀な科学者のみを、性別、年齢、学歴問わず集めたこの「The Elite Laboratory」—通称ELでは、いわゆる天才たちが日々研究に明け暮れています

傍から見れば学問と名声に事欠かないと思われてしまうような天才たちですが、彼らが本当に望むものとは一体何なのでしょうか?

近未来を舞台に天才たちが織り成すミステリー劇場

『マーダーミステリー~PASTEL TRAVELER – EL~』開演です

引用:販売サイト/公式~OP~より

概要

ゲーム概要です。条件が合わない方は購入を見送った方が宜しいかと思います。

  • ジャンル:ミステリー、SF
  • 人数:プレイヤー5人、
  • GM1人(GMレス不可)
  • オンラインセッションツール:ユドナリウム
  • 音声通話ソフト:ディスコード(推奨)
  • プレイ時間:3時間半(解説・感想戦含み4時間)
  • レベル:中上級者向け
  • その他:メリバ要素あり・オンライン用

所感

  • ネタバレを含みますので、ご注意ください

マーダーミステリーとは一度しかプレイできず、またプレイ動画やネタバレなので中身の情報を得てしまうことでもプレイできなくなってしまうゲームです。 よって本作についてもSNSでのネタバレなどについては十分注意するよう、かつGMから各プレイヤーへしっかり注意喚起をするようお願いいたします。 ただネタバレに関して十分にご配慮頂いたうえで、感想やキービジュアル、作者へのリプなどを投稿する分には構いません。なおハッシュタグについては「 #パステルトラベラー 」で統一して呟いていただけると幸いです。

引用:販売サイト/公式~ネタバレに関して~より

プレイ感想

筆者は、『黄原実月』役でシナリオを通過しました。
詳しいキャラクターの紹介は省きますので、販売サイトの登場人物紹介をご確認ください。

通過認証イラスト以降ネタバレ込みの感想をいたします
繰り返しになりますが、ご注意願います

まず、この日の筆者のコンディションですが、
一睡もしていない上に空腹というダブルパンチのベスト状態でゲームに挑むことが出来ました。

そして、実はこの黄原は、犯人なのです。

ああ、やっちまったなあ、と思いましたね。流石に

これにより筆者のゲームプランは、どう勝つか、ではなく、

如何にしてゲームを壊さず、バランスを維持したまま終わらすかに移行していきました。

他プレイヤーさんに迷惑をかけないことが第一の目標になっていたと記憶しております。

ハッキリ断言しますが、このコンディションでは頭が回りません。

口も回っていなかったでしょう。

さぞ浮いていたと想像できます。

常にヒヤヒヤしながら遊ばせていただきました。

プレイスタイル

基本的には議論の的を絞らせない議論進行を心がけました。

他にも、密談で数人のプレイヤーが席を外すタイミングで、残ったプレイヤーの各視点でのアリバイやタイムテーブルの確認をし、離席者が戻ったタイミングで同じ話をするなど、不自然にならない範囲でタイムイートすることで真相にたどり着けない様に配慮しました。

全員が科学者という役職のお陰でロールプレイでのやり取りがしやすかったですね。

犯人の動機が特殊な事件でしたので、その辺りから足が付くことはないと確信がありました。

これにより、割と自由に動くことが出来、勝利条件を満たすことが出来ました。

後述しますが、個人的にはロールプレイが上手く行ったシナリオでした。

犯人の動機

黄原の動機は、タイムマシンで過去に戻って自分を殺す事、です。

自身が開発したタイムマシンによって家族を失ったことに落胆した黄原は、タイムマシンが出来る以前の時代へ戻り、自身を殺すことでタイムマシンの開発を妨害し、家族を守ろうとしたのでした。

つまり「親殺しのパラドックス」の変形ですね。

この辺りは、HO読み込み時に「ん?」と思った部分でしたが、GMさんに確認しても濁されてしまったので、気にしない事にしました。

結果的に、矛盾はエンディングでフォローされていたので、作品の完成度を落とさない設定になっており、納得感がありました。

一応説明しますと、

 親殺しのパラドックスとは、子供が自分の親を自身が生まれる前に戻って殺した場合には自分は生まれてこないはずであるから親が子供に殺されることはない。よって子供は生まれてくる。

というパラドックスです。

このシナリオに当てはめると、

黄原がタイムマシンで過去に戻って、タイムマシンの開発者(自分)を殺した場合にはタイムマシンは開発されないから黄原が過去に戻ることもない。つまりタイムマシンは完成するはず。

ということです。黄原の認識(自分を殺せば家族は助かる)通りであれば、黄原が望む結果にはならないはずでした。

しかし、上記の通りエンディングによってフォローされ、ドラゴンボールと同じように世界線が分岐することが発覚し、多分大団円を迎えることが出来ました。

メリバ要素があるとのことでしたが、個人的にはそれほど気にならなかったですね。

エンディングのパターンが違えば、また違った印象を持ったかもしれませんが。

ロールプレイ

前述した通り、このシナリオはロールプレイが上手くいった作品でした。

具体的には、ゲーム開始時に、
「我々は科学者だから議論のまえに前提を共有したい。確認したいんだが、未遂とは言え犯行は他殺と自殺、事故のうちどれだと思う?」というセリフを開口一番入れることが出来ました。

そして「自殺の可能性を先に消したい」として、時間を割いて議論の引き延ばすことにも成功しました。

自殺の可能性を匂わせることで、「真相は自殺である」という自白をすることが出来ました。

これにより、キャラクターの持つ葛藤や戸惑いを表現できたと思います。

とても満足しています。

しかも、これは予め用意していたわけではなく、タイムイートの為の布石として出たセリフを後から再解釈して、自白であると定義し直した後付けでした。

つまり、完全なアドリブをキャラクターの心情を表現するロールプレイに昇華することが出来たというわけですね。

感想戦で同卓したプレイヤーさんにこの話をしたところ、大変なお褒めの言葉を頂き、とても嬉しかったです。

ゲーム感想

筆者がこのシナリオでプレイするお誘いをGMさんから頂いて、販売サイトでストーリーを確認して最初に思ったことは、
大林監督版の『時をかける少女』ぽい作品なのかな、でした。

『時かけ』と言えば細田監督版のアニメ映画が有名ですが、大林版もSF青春実写映画の名作と名高い作品です。

どこをみてそう思ったかあまり覚えていませんが、兎に角、何となくそう思いました。

後から知ったのですが、タイトルもそういった匂わせがあったようです。

ただ、筆者は英語がからっきしダメで、そもそもタイトルを読めなかったので、主題からそう思ったわけではありませんでした。

もし『時かけ』要素があるようなら、どこかにパロディセリフを入れたかったですね。

「ラベンダーの香りというのは男性的な香りなんだ。でも、お顔は可愛いだろ?」は言いたかったです。

丁度、黄原以外のキャラクターがタバコを嫌うシーンがあるので、それになぞらえて「タバコの香りというのは~」と言いたかったですね。(実は言ってるんですが誰にも拾ってもらえませんでした)

トリック

この作品一番のトリックは、犯人が未来人ということでしょうか。

更に、その犯人が被害者と同一人物である、という二重にややこしくする要素が織り込まれています。

同卓した方たちがそのトリックを見破ることが出来ずに、筆者は逃げ切ることができました。

このトリックの良いところは、単純に未来から来た人物が犯人というだけでなく、加害者=被害者が同一人物であるとすることで、動機を根拠に犯人が特定しずらくなっている点です。

犯人役のプレイヤーが疑われても、誤魔化しやすい作りになっているわけですね。

良くない点は、未来人の可能性がゲーム中に浮上してこない展開であった場合に、プレイヤーがすることがあまりないことくらいです。

人によっては、退屈に感じる卓もあるかもしれません。

正味な話、筆者自身もゲームの終盤に「僕は未来人なんだ」と白状したろうかなと感じていたくらいでした。

少し脱線しますが
これは後から気が付いたのですが、ゲーム中に登場人物が被害者に輸血するしない、という話題が議論に上がります。そこで、自分を未来人とすることで「この時代に未来のモノを残すわけにはいかない。どんな悪影響がでるかわからないから」と言い訳が出来たなあと思いました。

登場人物

黄原に関しては、当初は難しい役どころだなあと感じました。

重たい過去があり、犯人として殺人未遂を起こした直後ということで、どう遊んだもんかと悩んだ記憶があります。

強い意思で過去に来たと言っても、流石に自分自身を手にかけることへの抵抗感はあったようで、それが人間らしくもあり、演じる上での糸口になりました。

実は、犯人役でマダミスをプレイするのが初めてでしたので、緊張もひとしおでした。

犯行動機に共感できないタイプの犯人だとやりずらいなあと思ってもいました。

その点で言えば、黄原は、感情移入しやすいキャラクターだったかなあと、改めて振り返ってみて感じています。

総評

別に評価するわけでもないのですが、総じて満足度の高い作品でした。

これが、例えば自分が犯人でなかった場合どう感じていたかは判りませんが、犯人探偵どちらにも勝ち筋が用意されている、良バランスな作品だったのではないかと思います。

自分が探偵役であれば、犯人が未来人である、という所までは辿り着いていたと思います。

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