【マテリアル・パズル】愛され男・カイザートさんの超覇導天武刻輪連懺吼の詳細を勝手に考える【妄想】

考察

超覇導天武刻輪連懺吼とは

超覇導天武刻輪連懺吼‐ちょうはどうてんぶこくりんれんざんこう‐は『マテリアル・パズル第二章・眠れる城の王子さま』で登場した女神三十指の一人、カイザートさんが使用するとされた魔法です。

注)ここからネタバレあり!



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今回紹介する漫画は、土塚先生による「マテリアル・パズル」シリーズです。20年続く歴史ある作品で多くのファンから支持されるバトルファンタジー漫画です。この作品は筆者が一番好きな漫画です。以前から是非紹介したいと思っていたので念願かなって記事にした次第です。

『マテリアル・パズル』を未読の方は、こちらの記事で詳細を確認した後、漫画本編をお楽しみ頂いた上で本記事に戻って来て下されば幸いです。



さて、
読者の皆さんはもちろんご存知のことと思いますが、

カイザートさんの超覇導天武刻輪連懺吼は、その威力を披露する間もなく死神ヨマに瞬殺され、不発のまま終わってしまいました。

魔法の詳細は作中では全く描かれず、ただ「何か凄いらしい」という説明のみです。

本記事では、そんな超覇導天武刻輪連懺吼の詳細を考察してみたいと思います。

なお、作品固有の「魔法(マテリアル・パズル)」とタイトル名を区別させるために、本記事では魔法で統一しました。タイトルを表記する際は『』書きしていますのでご理解願います。

カイザートさん

©十塚理弘(著)マテリアル・パズル(11)/スクエア・エニックス刊 All Rights Reserved.

『マテリアル・パズル』11巻のおまけFileによれば、

元はイマリ国という小国の兵士でしたが、女神から魔法を与えられたことで他国からの侵略を単身で食い止めることに成功しました。その功績から祖国では正義のヒーローとして英雄視されています。

実力はそこそこ高いことが明言されていましたが、ヨマに瞬殺されてしまったことで、能力を発揮する間もなくリタイアしました。

存在自体がヨマの非道性を引き立たせるために生まれた悲しきキャラクターであり、言動の全てがフリだったとされています。

享年24歳です。

超覇導天武刻輪連懺吼の考察

作中では本当に何の説明もありません。

この記事を書くにあたり流石に何かあるだろうと思って探しましたが、ホントになしです。

描写もありません。

なんか凄そうな名前もおまけFileで判明したもので、作中では明らかになっていませんでした。

つまり本誌派の読者には永遠に知られないまま終わった不遇な魔法なのです。

おまけFileで判明している数少ない要素として「魔法レベル60の攻撃系魔法」であることが分っています。しかし、これだけでは何もわかりません。

という事で幾つか仮説を交えて考察してみましょう。

仮説1・愛多き男

まず結論めいた事を言いますが「愛の魔力を変換する」魔法なのではないかと考えられます。

これは、カイザートさんのヤバすぎる女性遍歴からの推察です。

彼が愛した女性たちは、

カレン 49話  タイミング悪く飛んできたバカに魔法発動を邪魔された時に叫んだ
サンデー 55話 カレーにパンを添えて出してくれた
アンナ 56話 リュシカのパンにはサンデーもアンナも太刀打ちできなかった
ナタリー 57話  プリンが好きだったかもしれない
クレア 57話   プリンが好きだったかもしれない
みちこ 57話   プリンが好きだったかもしれない
ジェニファー 57話 カイザートの最後の言葉

引用:カイザート マテリアル・パズル (chitosedori.com)

七人以上いました。

これはネタとして扱われていますが本当にそうでしょうか?

もしかするとカイザートさんの強さの根幹をなしていた要素だったのかもしれません。

根拠①

このように考える根拠の一つとして魔法具の存在があります。

魔法具とは、魔法の才能がある人間に持たせることで、対象者を魔法使いにすることが出来る便利アイテムです。

「魔法具の適正があれば」という条件付きになりますが、それでも魔法習得の難易度を考えれば破格の条件で使用できます。ゾンジさん涙目のアイテムです。

しかして、これを逆手にとることで、カイザートさんのパーソナルデータから相性の良い魔法具の詳細をある程度推察できるというわけです。

女神三十指の阿白が好例です。

彼は、水が貴重な砂漠の街の出身で、何より水が好きな人物でした。

その彼が水を操るブルーリングスと適正率が高いのは偶然ではないでしょう。

つまり、カイザートさんと相性の良い魔法具なら恋愛に関するものである、と考えられるわけです。

根拠②

ヨマに瞬殺されたことが根拠です。

ジール・ボーイが名前を知っている程度には知名度があり、それなりに警戒していた位なので、カイザートさんは相当な実力者です。

実力の半分以下しか出せないジ―ル・ボーイと三十指A級戦闘員のカイザートさんがどれくらいの力量差なのか判りませんが、メルチナがジルを相手に善戦したことを考えれば、勝負出来る範囲の差だったはずです。

そして、ジルはヨマ相手に持ちこたえていました。

このことから、カイザートさんがあそこまであっさり敗れるのには違和感があります。

これは、実力差というよりも別の「条件」が関わっていると考えるのが自然ではないでしょうか。

仮に「愛の魔力を変換する」魔法なら、あの場には彼を愛する者や他者へ愛情を示す人間がいなかったので、効果が発揮できない、もしくはそもそも発動出来なかったと考えられます。

これだとカイザートさんが間抜けすぎますが、あの場にはコモレビとメルチナがおり、カイザートさんは、女であれば自分のことを愛することは当たり前だと自惚れていた可能性があり、どちらにしても間抜けですが、これなら一応の説明がつきます。

根拠③

©十塚理弘(著)マテリアル・パズル(11)/スクエア・エニックス刊 All Rights Reserved.

これも根拠②と同様にヨマに瞬殺されたことから、
能力の発動にタメを要する能力だったことが想像できます。

有力な候補は、「負の感情を変換する」コモレビのオーライーターのような、人の感情の魔力を吸収する能力です。所謂吸収型と言われるタイプですね。

吸収型の代表例は、阿百のブルーリングス、コモレビのオーライーター、ジャンクーアのエッグ(解釈に議論の余地があるかもしれません)、そしてヨマのムーンアデルバとなります。

中でもムーンアデルバは、光の魔力を吸収することで、文字通り光速で変身が出来る強力な特性を持ちます。

仮にカイザートさんの魔法が愛の魔力ではなかった場合でも、何らかのエネルギーを吸収するタイプだったことで発動までに大きな隙を作ってしまい、同じく吸収型のヨマにそこを突かれた可能性は高そうです。

根拠④

アダラパタから戦力に見られていなかった

これが最後の根拠です。

アダラパタの謀略では、メモリア魔法陣を開催させるための脅迫材料として、ヨマの危険性を示すことが重要でした。集められた三十指は、暴走したヨマを抑えるために必要だったとされています。

ヨマを抑えるために必要とされる人数は、アダラパタの目算で10人ほど。その内の一人にカイザートさんも含まれていました。

アダラパタの計画ではヨマのメモリア到着が必須でした。

ここで疑問なのが、アダラパタがヨマに対してメモリア来訪を命令したことをカイザートさんが何故知りえたのか、です。

カイザートさんは、単行本10巻掲載の55話にて「ヨマという男を呼んだそうだな」とアダラパタに言っていました。

この発言は、誰かから又聞きした表現であり、他のメンバーも知っていたことを表しています。

ヨマ襲来を他の三十指に知らせる必要は無かったはずですが、隠す必要性をアダラパタは特段感じていなかったと解釈できます。

つまり情報が洩れようが、計画に支障はないという考えだったわけです。

カイザートさんのバックボーンを考えれば、ティトォ達の仲間になる危険性もあったはずですが、離反する可能性も考慮してのザルな情報管理だったことが伺えます

普通は、魔法レベル60の攻撃系魔法使いが離反することは避けたいと思うはずです。

しかし、もしカイザートの魔法が「愛」に関係するものであれば、アダラパタの性格上、脅威(実際の強さとは無関係)に感じなかったとしても不思議ではありません

仮説2・哀戦士

仮説1では、カイザートさんのパーソナルに関わる要素から変換前の魔力について考察しましたが、2では名前にヒントが隠されている可能性を推察してみましょう。

作中で登場する魔法には固有名称があり、その多くは効果や変換する元の魔力に関するものです。

スパイシードロップや活力の炎(WWフレア)は変換する前の物質(飴と炎)に宿る魔力を変換する例です。

ドラゴンスフィアやアイスランランスは魔法の効果が名前に現れているパターンで、それぞれ物質を球状にする能力と運動する物体を凍らせる能力です。

では、超覇導天武刻輪連懺吼はどうでしょうか?

先ず言葉の意味や解釈をみてみましょう。

超 ‐ ~をこえる、という意味の接辞
覇導 ‐ 覇道の意?覇とは武力で天下を治めること
天武 ‐ 上記とセットで「武によって天を導き治める(覇)」と解釈できる
刻 ‐ 時間の単位。訓読みして「きざむ」つまり時を刻む?
輪 ‐ 車のわ。または花を数える助数詞
連 ‐ 連なっているさま
懺 ‐ 悔いること
吼 ‐ 吠えること

このような感じになります。

このことから、第三のパターンである「三獅村祭」のように、名前にバックストーリーが組み込まれているタイプであると考えられます。

連・刻・輪の解釈

連刻と連輪のダブルミーニングの可能性を考えて、それぞれ検索してみた所、麻雀の役に四連刻(スーレンコー)というものがあり、また、お琴の奏法に「輪連」という弾き方があることが分りました。

これが超覇導天武刻輪連懺吼のバックストーリーに関わってくる可能性は無きにしも非ずです。

いや、ねーだろ、と思われるでしょうが、麻雀も琴も元々はシナから伝わったものですし、覇道も儒教から来ています。

全くの無関係ではないんですね。

バックストーリー

あくまでイメージですが、

ある広大な国で起こった戦乱を武力によって治めた王様の慟哭する様子が、名前に表れています。

何故悔いているのかは勿論わかりませんが、根拠1に絡めるなら「愛する者」に関わることでしょうか。それはおそらく美しい琴を音を奏でる人物であったか、または麻雀の達人でしょう。

とにかく酷く悲しんでいる様がひしひしと伝わります。

そして、「超」つまりは、その悲しみを乗り越えた時に発現した魔法こそが、
超覇導天武刻輪連懺吼だったのです。

このストーリーから根拠1を度外視した場合、超覇導天武刻輪連懺吼は「叫びの魔力を変換する」魔法である可能性も考えられます。

カイザートさんは、魔法を発動する前に毎回大声で叫んでいますよね。

仮説3・Eye love you

仮説1と2では、主に魔力変換前の状態を考察しましたが、3では魔法の効果についても仮説を組み立てていきましょう。

考察方法は二つ考えられます。

一つは、1でも触れましたが、魔法具の適正者が持つパーソナルから効果を考察する方法です。

もう一つは、2で使用した名称から読み解く方法です。これでは2と被ってしまうので、属性と呼ばれる魔法を漢字一文字で表したものから考察していきます。

超覇導天武刻輪連懺吼の属性は「凄」です。

カイザートさんの好きなものは、女の人以外にも、正義の二文字、赤色、マント、子供、パンそして目立つ事があります。

このことから、おそらく「視線の魔力」を変換して「もの凄く目立つ」魔法であり、相手を視線を釘付けにします。

視覚のみならず五感全てを支配して、自分に意識を向けさせることが可能で、結果的に戦意を削ぐ能ことが出来ます。

これを極めれば相手を廃人に追い込むことが出来る凄まじい能力です。

「凄」という言葉には、程度がはなはだしい様という意味合いの他にも、ゾッとするほど恐ろしい、という意味もあるそうです。

もしも「五感を奪って廃人に追い込む」能力だとすれば、かなり恐ろしい、いや、凄い能力と言えるでしょう。

ヨマに瞬殺されたのも、彼が後ろを向いていたからと考えれば説明が付きます。

まとめ

さて、以上の考察から本記事での一応の結論として、
「超覇導天武刻輪連懺吼はやっぱり凄い」

としたいと思います。


いかがでしたでしょうか?
個人的には当たらずとも遠からず、くらいには真実に近づけたのではと自負しています。

ここからは不躾なお願いですが、筆者はマテパの大ファンで少しでも多くの方にこの作品の魅力を伝えたいと思っています。

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最後までご拝読くださりありがとうございました。

追記)

ツイートをした後に、少し神無を読み直してみましたが、考察に変更点を加える程の要素は確認できませんでした。

カイエンが魔法を手にして以降戦う機会がなかったので、というかカイザートさんのオマージュでタイミング悪く飛んできたドルチルに轢かれてしまって不発だったんですよね。

しいて考慮するならカイエンとカイザートさんの共通点を探すくらいですが、現時点では保留としたいと思います。

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