【ONEPIECE】太陽の神ニカのモデル発覚!弥勒菩薩と太陽神ミトラが教える「契約」とは?【考察】

考察

先日投稿した白ひげ考察記事にて、意図せず気が付いてしまった「太陽の神ニカ」のモデルになったと思われる弥勒菩薩について考察していきます。

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太陽の神ニカ

太陽の神ニカとは、百獣海賊団幹部・飛び六法フーズ・フーが語った伝説の戦士です。

詳細は今の所不明な点ばかりですが、奴隷の救世主的な存在であること、政府にとって不都合な存在であり名前を口にする事すら忌避させられていることが確実視されています。

そして、ジョイボーイとの関係やイム様との関りもありそうです。

©尾田栄一郎(著)ONEPIECE/集英社
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ワンピースとフランス革命

ワンピース考察好きな読者さんはご存じのことと思われますが、界隈では、ワンピースとフランス革命の関係が噂されています。

YouTubeなどでも多くの動画が出回っており、参考にさせて頂きました。

ですので、この記事の内容はそれらの考察を下敷きにしています。

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本題

さて、ここからが本題です。前回の「白ひげ」記事では、
白ひげの身長(666)が「三つの6」から「みろく」と読めるという切り口から、弥勒菩薩と白ひげのモデルと考えられるサルタヒコとの関連を考察しました。

そしてサルタヒコの持つ太陽神の神格についても触れていきました。

しかし、どう考えても、これらは太陽の神ニカに繋がっているように思えます。

上記の666は日本では一般的に悪魔の数字と呼ばれますが、作中ではDの一族も「神の天敵」として悪魔的な扱いを受けています。

弥勒菩薩と何か関係があるのでしょうか?探っていきましょう。

弥勒菩薩

木造弥勒菩薩半跏像(国宝・広隆寺蔵):Wikipediaより

ところで弥勒菩薩とはどのような存在なのか読者さんはご存知でしょうか?

まずはそこから解説していきたいと思います。

弥勒菩薩とは、釈迦が仏滅した後に現れるとされている救世主的な存在です。
(釈迦牟尼に関しては別の記事にまとめる予定です。)

未来仏という将来現れるであろう仏様で、釈迦仏滅後56億7000万年したら現れると云われています。

ワンピース的にはこの「56」という数字にルフィとの関係を感じざるおえませんね。

しかして、弥勒菩薩の目的は「救済」です。

仏教の世界観

六道輪廻という言葉を聞いたことはあるでしょうか。これは

  • 天道
  • 人間道
  • 修羅道
  • 畜生道
  • 餓鬼道
  • 地獄道

の六つからなる世界で、この世の生きとし生けるものは、死ぬことで別の世界に生まれ変わり、その後も永遠の苦しみを味わい続けるとされます。この状態を輪廻転生というのです。

これはインド哲学が源流であり、仏教の多くの宗派はこの考え方に基づきます。
そして弥勒菩薩はこの状態からの脱却(解脱)を意図した救済へ人々を導く存在であるとかないとか。

弥勒菩薩のルーツ

弥勒菩薩のルーツは1900年ほど遡ります。

その時代、中央アジアから北インドで栄えた『クシャーナ朝(1~3世紀まで、中央アジアから北インドにかけて隆盛を誇ったイラン系の王朝)』がありました。

弥勒はクシャーナ朝で信仰されていた『太陽神ミイロ』がモデルであると考えられています。

イランではミスラと言うのですが、方言なまりではミロクの音に近い「ミイロ」といいます。

そして更にそれらの源流が古代インドの神ミトラです

太陽神ミトラ

ミトラ神は、仏教が普及する以前から信仰されていたインド神話の神様です。

古代の人々は太陽の昇没を一日の目安にしていました。太陽は時間を計るものという認識です。

ですので、サンスクリット語で「計量者」を意味するミトラは、歳月を計る太陽の神格を得て、太陽神とみなされるようになりました。

しかし太陽神は世界中に存在し、ミトラを起源とする神も含めて相当数確認できます。

では、筆者がミトラを「太陽の神ニカ」のモデルと考える理由は何かというと、ミトラの神格が「契約・友誼・正義」だからです。

海賊との関り

ミトラはインドやイランなどで信仰され、文化交流を経て地中海経由で西側へ広がりました。その後、多くの国との交流の中で様々な宗教や神話と習合していきました。

その一つにキリキアがあります。

地中海に面したトルコ南部地域のことをキリキアと呼ぶそうですが、その辺りを活動の拠点にしていた海賊たちからも信仰されていました。

海賊たちは討伐されてしまったようですが、このことからもワンピースとの関りを僅かながら感じることが出来ます。

ローマでのミトラ

こちらの記事で解説してみました。合わせてお楽しみください。

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社会契約論

ここで、ワンピースとフランス革命の話に戻りますが、フランス革命に大きな影響を与えた書物があります。

ジャン=ジャック・ルソーの記した『社会契約論』です。

これは「人間は生まれた時から平等な権利(自然権)を持つ」とする考えから出発して「市民が自身の権利を社会に譲渡して、お互いに契約することで権利を守る」という思想です。かなり乱暴な要約ですが、ざっくりこんな感じです。

この思想が、当時の絶対王政を打ち倒す根拠と原動力になったわけですね。

つまりワンピースがフランス革命を下敷きに描かれるお話なら、契約というワードでミトラと繋がるというわけですね。

ミトラに関する記述として『リグ・ベーダ』という書物には、

彼は、恩恵に富み、困難から人間を救い、広大にして威力があり、瞬きする事無く人間を監視しする。彼は人々を合意、一致に導く。

とされており、彼=契約とすれば、社会契約論と矛盾しません。

結論

以上のことを踏まえて、

太陽の神ニカとは、奴隷という苦役から人々を救済する弥勒的な性格を持った救世主であり、その源流を辿ればミトラの神格である契約に帰結し、もって社会契約論を想起することで世界を新しい共同体に導く存在である。これが本記事の結論になります。

ニカ=ミトラ » ???=弥勒

という感じで考えて良さそうです。

弥勒が56億年後に現れるとすれば、ゴムゴムの実を食べたルフィがそのような運命を背負うとしても筋が通ります。

政府がゴムゴムの実を危険視しているとして、その本来の名前が
ミロミロの実」などだとビックリしますね。

救済と契約

ところ変われば意味もかわります。

宗教観によって多少意味が異なることも触れておかなければなりません。

契約の一般的な意味は、二人以上の人の間で交わされる約束のことです。当然ですが対人間です。

インド神話のミトラ神もこの契約の意味合いが強く、特に契約によって結ばれた「盟友」を意味し、友情や友愛の守護神として扱われています。

しかしユダヤ教やキリスト教の契約は、神様との契約によって人間が恩恵を受けられるかどうかの取り決めになります。

詳しくは割愛しますが、救済についても宗教色が出ていて面白かったです。

個人的には、ワンピース作中にも宗教観の違いによる救済の定義が異なることを活用したストーリー展開があるのでは?と考えています。

このあたりは全然考察が進んでいないので別の機会に記事にしたいと思うます。

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