【アニメ感想】シャドーハウス第九話「鳥籠と花」を原作ファンが語る~三階に住むシャドーを考察~

アニメ感想

今回のお話は、原作単行本第四巻「「顔」」「合格」「一番かわいそうな」「不安の煤」「鳥籠と花」のエピソードが描かれていました。

毎度のことながらネタバレありでお送りします。
ご理解の上でご覧ください。

感想

三階のお歴々のやり取りが多くて楽しい回でした。

この作品は貴族社会の一幕を描いているので、しっかりとした階級分けがなされています。

お影様と生き人形の組み合わせ以外で、対等な者同士の明け透けなやり取りは稀です。

ショーンとリッキーのやり取りもそうですが、対等な間柄での掛け合いは見応えがあって、筆者は好きですね。

今回の記事では、三階連中に焦点を当てて性格などを考察していきたいと思います。

三階の住人

シャドーハウス第九話より:©ソウマトウ(著)シャドーハウス/集英社/アニプレックス.All Rights Reserved.

今回のお話は、三階のシャドー達の個性とエドワードのお披露目に対する個々の評価、そして、シャドーハウスの秘密を知れる重要なエピソードでした。

初見の方は、前回のエドワードの「一体化」の説明が、こんなに早くなされるとは思っていなかったのではないでしょうか。

原作勢からすると一体化それ自体より一体化の方法が重要なので、それほど引っ張る話でもないのですが、初見の方は意外に思われたでしょうね。

アニメでは描かれないでしょうが、非道な方法によって行われる一体化はシャドーハウスの暗部です。

それが冒頭の偉大なるおじいさまのお言葉ですね。

”顔‟は自らの考えをいずれ失い忠誠心のみでシャドーに従う
そしてシャドーと”顔‟は一体化によって”完全な存在‟になる

三階の住人も、このルールに則って価値観を構築している事がわかります。

評価と性格

三階のお歴々のエドワードのお披露目に対する評価をまとめます。
そして、そのことから、個々の性格を考えてみましょう。

  • いだおじ
    シャドーハウスの可能性を見出したお披露目に一定の評価をしています。
    • 現時点での性格は完全に想像ですが、無頼漢なライアンの言動を咎める事もなく、お披露目後のケイトたち五組の今後を楽しみにしていると発言するなど寛容な性格にも思えます。しかし、あくまでシャドーハウスの発展を是とする姿勢により、シャドーハウスの歪んだシステムを構築したことを考えると、邪知暴虐な性格なのかもしれません。

      三階の住人の括りに該当するのか判りませんが、その場にいたので加えました。
  • ライアン
    「顔」は奪うためのものであり、互いの信頼構築を間違いと断じているので、お披露目の評価は低いです。ただし、演出は「超かっこいい」と認めています。(これは一体化を晒しながらピアノを弾くエドワードへの評価かもしれません。それもお披露目の一部と解釈します)
    • 前述のように、粗野で短絡的な無頼漢です。とても攻撃的で、エドワードに煤能力で理不尽な懲罰を与えるなど、非常に厄介な性格です。人の不幸に喜びを見出すサイコ野郎な印象ですが、それが先天的なものなのか、つまり、元々のモーフの性格なのか、生き人形の性格が上書きされた後天的なものなのかは測りかねます。
      しかし、あえて回答を述べると、個人的には後者ではないかと考えます。ライアンの「顔」に対する冷淡な姿勢は、他と比べてひときわ誇張されている印象があり、反映された生き人形の性格を内心で快く思っていないのでは?と予想します。そのわだかまりが「顔」全体への攻撃性に転化したのではないでしょうか。
  • ソフィ
    お披露目を実験的と評しており、一番好意的にみています。評価の最重要基準がシャドーの煤能力の開花であるようです。
    • 淑女然とした振る舞いと知的な性格で、冗談はあまり通じません。しかし、煤のこととなると目の色が変わり、ハイテンションで煤の味を想像してトリップする悪癖があります。現状、三階のお歴々の中で一番ヤバい奴です。
      【「顔」が出ている事をライアンに窘められたところをみると、シャドーの高位者は無暗に顔を晒してはいけない、というルールがあるのでしょう。古今の東西を問わず、多くの国で似た慣習は存在します。それに倣っているのかもしれませんね】
  • ジョゼフ
    ライアン同様お披露目には懐疑的ですが、同時に革新的であることも認めた上で、判断を保留しています。
    • 泰然自若な振る舞いから貫禄があります。資料を事前に目を通すなど真面目で、お披露目も娯楽としてはみていないように思えます。責任感が強く遊びのない性格と考えられます。しかし、お披露目評からも解る通り、保守的で優柔不断にもみえます。会話の流れから、おじい様の言葉の後に懐疑的だった意見を変え、結論を保留しているようにもみえるので、迎合的で長い物には巻かれる性格なのかもしれませんね。
  • ドロシー
    お披露目を娯楽と明言しており、自身が楽しめている事、そして内容においても、生き人形のシャドーへの忠誠心育成の功を加味して、エドワードを認めているようです。ただし、お披露目の難易度調整や生き人形の能力によっては、全滅の可能性を指摘しています。これを-評価としてみているのか、エドワードの手腕によって、順調にお披露目が進行していることを+に評価しているのは判断が難しいところです。
    というのも、漫画原文でのドロシーのセリフは、
    忠誠心を高めることは重要なんじゃない?
    それにゲームとしては最高・・・だけど 全員失格になりかねない仕組みはハイリスクね

    と、言っています。この文章では、「それに」の使い方が文法的に意味が通らなくってしまっています。アニメでは、この点が修正されており、それに~最高の部分がカットされていました。
    • 性格は、お披露目を見世物として楽しんだり、アイリーンに高圧的に命令したりなど、快楽的で傲慢かつ高飛車な女性のようです。加えて、自分がエミリコならショーンを利用すると発言したことから、打算的で「女」を武器として使うことで他者を篭絡させる、あざとさも持ちわせています。
      しかし、前述の通り、お披露目を娯楽としながらも、しっかり分析して内容の是非を判断しています。案外、真面目で公正な性格なのかもしれませんね。
      ライアンを相手に軽口を聞くなど、貴族基準で言えば口は悪いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

アニメでの登場は短いながらも、それぞれが個性的で面白いキャラクター性の持ち主だという事が伝わったと思います。

特にドロシーは、性格的にバランスが取れたキャラクターで、実は一番まともな気がします。

現在単行本に収録された中で煤能力を確認できるのは、ライアンの鞭のような技だけです。このシーンは恐らくアニメでみられると思います。

これは公式の分類ではありませんが、現在確認されている煤能力には、直接物理攻撃と間接操作攻撃、精神干渉系の三種類があります。

先々三階の住人たちの能力が公開されるとして、上記のどの分類に当てはまるのか?想像するのも楽しそうです。

ソフィは精神干渉系の能力を使いそうですよね。

最後に

今回は、内容を限定して執筆しました。

やや物足りない内容になってしまいましたが、原作の現段階でも、触れられている描写の少ない三階の住人達について、まとめることに意義があったと思います。

その他のアニメ内容に関しては、初見ではないので、どうしても新鮮な感動をお届けできずに日々苦心している次第です。

Twitterで感想を書いている人達の方がlive感もあって、上手なんですよねえ。

個人的に今回感激したのが、シャーリーの指にもラムと同じくリボンが巻かれていたことですね。

原作では気が付かなかった、またはアニメオリジナルの設定かもしれませんが、ほっこりする描写でした。

こういった発見を取り逃さないようにしていきたいです。

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