まずは、この度亡くなられた、三浦建太郎先生のご冥福を心からお祈りします。
漫画界を代表する作家であったと思っています。54歳という若さで亡くなられたことも合わせて、一漫画ファンとして残念でなりません。
また、ご遺族の方へお悔やみ申し上げます。
三浦先生は、85年に週刊少年マガジン(講談社)にって『再び…』でデビュー、88年に月刊コミコミ(白泉社)で読み切り漫画『ベルセルク』を発表、翌年に連載を開始しました。
そして『ベルセルク』は現在、ヤングアニマル(白泉社)で連載中でした。
正直、ベルセルクは、個人的に思い出深い作品なので、何かエピソードトークでも書ければ良いのですが、本当にショックで何も浮かんでこない、というのが本音です。
これは、名作が未完のままで終わってしまったことからくる喪失感であり、身勝手で薄情な動機だという自覚があります。ですので、本当に心を痛めているであろう、先生に近しい方々とは比べるまでもないと思います。
誤解を恐れずあえて乱暴な言葉を選ぶとすれば、他人事です。
しかし、筆者は、訃報や悲報を「他人事」で処理しないために、常に心掛けるべきと考えていることがあります。それは、出来事から教訓を抜き出し、実生活に落とし込み、自身や周囲の人が同じ事に合わないように周知することで、同じ悲しみを生まないように努める事です。
大動脈解離とは
この度、三浦先生は、急性大動脈解離という病気で亡くなりました。
この病気は、読んで字のごとく、大動脈が解離することで起こる疾患だそうで、大動脈は通常三層構造になっており、その真中の層に血液が流れ込むことで別々に剥がれてしまった状態です。
これは、最悪大動脈の破裂を引き起こすとても危険な状態です。
そして、急性大動脈解離は、解離によって重要な血管を閉塞してしまいます。その結果、脳梗塞や脊髄梗塞、消化官虚血、下肢の虚血を引き起こします。
この状況での救命率は70%以下と云われており、血管疾患の中でも特に危険性が高い疾患です。
症状
症状は、強烈な痛みを伴い、解離が全身に及ぶと「全身を動き回るように痛む」そうです。
中には、初期症状の時点で突然死するほど、強烈な痛みです。
その他の症状として、
- 心不全、
- 血圧の上昇または下降、
- 胸水を蓄えてしまう、などです。
調べてみて、とても恐ろし疾患であることがわかりました
予防
では、この疾患を予防する方法はないのかと探してみました。
やはり、日々適度運動や十分な睡眠など生活習慣を正すことが大切だそうです。
加えて、食生活の改善も重要です。
血管や血流を良くする食材として、青魚、酢、玉ねぎ、納豆や豆腐などの豆製品が有名です。青魚では、サバが良いという話をよく聞きます。
筆者の母親も、よくサバ水煮の缶詰を食べています。
母親が健康に気を付けていたのだと、この度、血管について調べてみて初めて知りました。
その他の情報はこちらの方の記事が参考になりました。

こちらの記事のまとめでも触れられていますが、予防はけっして難しい事ではありません。
大動脈解離は、知識があれば、少しの注意で防げる疾患なのです。
まとめ
漫画業は非常に過酷な仕事と聞き及んでいます。
しっかり調べたわけではありませんが血管や心臓などの病気で亡くなる方が多い印象です。
生活習慣病などで亡くなる漫画家先生が減っていただけることは大多数のファンの願いです。
そして、同じく、読者も健康的な漫画ライフを送りましょう。
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