【漫画おすすめ】黄金争奪サバイバルバトル漫画!『ゴールデンカムイ』をネタバレなしで紹介

漫画紹介

どんな漫画?

今回紹介する漫画は、野田サトル先生による、

ゴールデンカムイ』です。

週刊ヤングジャンプ(集英社)にて連載中の歴史群像劇です。

R2年12月時点でのシリーズ累計発行部数は1500万部を超え、アニメも3期制作されている超人気作です。

漫画を評価する雑誌やムック本などで、多くのタイトルを受賞しています。
のみならず、北海道やアイヌ文化センターなどから好評を受けています。

アイヌ文化への理解の高さから、漫画としての面白さだけでなく北海道の文化的貢献度も評価されているようです。

筆者の個人的な評価でも人生でトップ10には入るくらい好きな作品です。

登場人物は殺人犯が大半なので倫理的な抵抗感を抱く方もいると思いますが、漫画の完成度は高いので読みごたえ十分な作品です。

あらすじ

日露戦争終結後のとある冬、元陸軍兵の杉元 佐一は、幼馴染の梅子の眼病の治療費を得るため北海道で砂金を採っていたところ、アイヌが秘蔵していた金塊のことを知る。直後に杉元は冬眠明けのヒグマに襲われ、窮地をアイヌの少女・アシㇼパに救われる。 作中より5年前、アシㇼパの父・ウイルクを含むアイヌを殺害し]金塊を奪った男・のっぺら坊は、網走監獄の獄中から仲間に金塊の在処を伝えるべく、同房の囚人たちの体に金塊の隠し場所を示す入れ墨を彫り、脱獄させた。その「刺青人皮」は獣の皮のように剥がし、全てを集めて暗号を解く必要がある。杉元は治療費分を得ること、残りの金塊をアイヌの手に戻しウイルクの仇を討つことを条件に、アシㇼパと行動を共にすることになる。

Wikipediaより

世界観

本作は、日露戦争直後、1900年代の北海道を舞台にした金塊をめぐる「歴史群像冒険活劇」です。

様々な勢力が入り乱れる群像劇が物語を盛り上げます。

主人公は、日ロ戦争帰りの男『杉本佐一』。

彼は強靭な肉体と精神力、異常な耐久性と回復力から『不死身の杉本』と呼ばれています。

柔道有段者の描写があり、銃剣の取り扱いなど近接格闘に優れる反面、射撃は苦手です。

兵役を退いた杉本が一攫千金を夢見て北海道で砂金拾いをしているところから物語は始まります。

そして、杉本はアイヌの少女『アシㇼパ』と出会います。

彼女に北海道の自然の歩き方、アイヌ文化を習いながら、物語の鍵『のっぺら坊の金塊』を求める冒険に挑みます。

のっぺら坊の金塊を求めて様々な勢力が入り乱れ争奪戦です。

その中には、歴史上実在した人物やモデルになったであろうキャラクターも多く登場します。
また、帝国陸軍に実在した第七師団なども登場し苛烈を極めます。

歴史好きはロマンを感じる作品ですね。

その他にも、北海道の神秘的な自然と驚異、原始的で力強い死生観、食物への感謝、人間の欲や思想の恐ろしさ、変態的フェチズムなど見どころの多い作品です。

年表

ゴールデンカムイ
狩る!食べる!!戦う!!!北の大地で繰り広げる五感震えまくりエンターテインメント「ゴールデンカムイ」公式サイト

物語開始までの年表が公式様から発表されています。

自作しようかと考えていたので、あって安心しました。

モデルになった人物

多くのキャラクターが実在の人物をモデルにしています。一部を紹介します。

舩坂弘

Wikipediaより

主人公杉本佐一のモデルになった人物です。
杉本の名前の由来は、作者の曽祖父である「杉元佐一」さんで、人物のモデルは帝国陸軍の舩坂弘(ふなさかひろし)軍曹です。

軍曹は、1941年に帝国陸軍に入隊し、大東亜戦争に出兵しました。入隊時から剣道と柔剣道の有段者で、杉本と違い射撃の腕前は習熟していたそうです。

彼の勇名が特に誉高く聞こえるのは、アメリカパラオのアンガウル島での戦いでしょう。迫撃砲や投擲を用いて闘い、水際作戦により自身の中隊が壊滅的な被害を出す中で、敵兵を100人以上殺傷したといわれれます。そしてゲリラ戦に移行してからも勇敢に戦い続けます。
何より彼を有名にしたのは、その屈強すぎる肉体でしょう。ある時、舩坂軍曹は右大腿部を大けがします。軍医が一目でみて手遅れと即断し、自決用の手りゅう弾を置いて立ち去る程の大けがでした。しかし、自身で止血しただけで回復し完治したなど、作中の杉本さながらの「不死身」エピソードを持ちます。

本当になぜ生きているのか不思議な体験を数多く経験した後、終戦を迎えます。
戦後は退役し、「日本の産業、文化、教育を豊かにしたい」との思いから、書店経営を始めました。書店経営で社会に余生を捧げたいとの思いもあったそうです。
筆者は、この話が舩坂軍曹のエピソードの中で一番好きですね。

カルロス・ハスコック

作中で登場する尾形百之助のモデルになった人物です。
尾形の名前の由来は、山猫のギリシャ読み「アグリオガタ」からだと思われます。
ハスコックは「山猫は眠らない」という映画の主人公のモデルになった人物でもあります。
彼はベトナム戦争で活躍したアメリカの軍人で、ホワイトフェザーの異名で知られた射撃の名手です。

ハスコックは、1959年に17歳でアメリカ軍海兵隊に入隊した後に狙撃手としての才能を見出され、23歳には全米のスナイパーの頂点に立ちます。

その後ベトナム戦争に参戦し狙撃手として活躍します。ベトナム軍に多大な被害を与えるとともに強烈な恐怖を植え込み、その命には一般的な狙撃手の300倍を超す賞金がかけられました。

特に有名な活躍は、エレファント・バレーの戦闘という戦いで、「像の谷」という場所で孤立した友軍を救助する任務です。この際カルロスは敵歩兵一個中隊200人を5日足止めし、敵軍に包囲されかけていた友軍を救出しました。

これほど卓越した技術を持ちながら謙虚な性格だったらしく、決して驕らず、必要以上に自分の功績を自慢するようなこともなかったようです。また、狙撃手は臆病なほど慎重であるべきとの考えから、チキン(臆病者)を意味する白い羽を帽子につけ、自分を戒めていました。
これがホワイトフェザーの由来でもあります。

ベトナム戦争の英雄的な立場だったハスコックでしたが、退役の際の軍からの扱いは決して恵まれたものではありませんでした。彼は落胆しましたが、それでも裕福な余生を過ごしたようでした。

ハスコックは自身の著書で、狙撃は好きで狩猟を愛してはいるが、人殺しを楽しいと思ったことはないと語っていました。自身の仕事であり自分が倒れれば自分の後ろの子供が撃たれる、選択肢はないのだとも続けています。

戦争においてであっても兵士はコマや戦力の単位ではありません。一人の命であり尊いものです。
それでも奪い合いをしなければならない状況こそ戦争であり、可能な限り避ける努力をしなければならないものです。経験者の立場で教えてくれるような含蓄がある言葉だと筆者は思いました。

モデル不在?

月島基はモデルが分らない登場人物として知られています。

【考察】ゴールデンカムイ 第七師団の良心・月島軍曹のモデルを考察する稀有なブログ
大人気黄金争奪冒険活劇漫画『ゴールデンカムイ』の最強暴力北鎮部隊『第七師団』の良心こと「月島基」軍曹のモデルを考察します。彼は作中人気投票において第三位という好成績で読者から支持される好漢です。そんな月島軍曹のモデルについて本気で考察します

本当にそうなのか検証してみました。

注)リンクの記事には僅かですがネタバレ要素が含まれます。
ご了承の上でお読み頂ければと思います。

他にも、歌人「石川啄木」や有坂ライフルの生みの親「有坂中将」、新選組二番隊組長「永倉新八」など実在の人物も本人として登場します(かなり作者独自の解釈が入っていますが・・・)
また、帝国陸軍の実在の部隊も登場し中でも北海道の「北鎮部隊」こと第七師団も登場します。

魅力

ゴールデンカムイの魅力は何といっても登場人物の個性でしょう。

登場人物たちは、それぞれの行動原理が生存欲求からスタートしており、それが金塊という目的、更にはその先の利益に結びついているので、しっかりとした指針を持っています。

この指針の基づいたストーリー展開によって、どんなに奇抜なキャラクターが登場しても我々読者は安心して読み進めることが出来ます。

それでいて、愛嬌があるキャラクターばかり登場するので極悪人であっても憎めません。

群像劇特有の複雑な人間模様にも注目です。

Twitterでみかけたこちらの方の意見に共感しました。

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