どんな漫画?
今回紹介する漫画は、藤本タツキ先生の
チェンソーマンです。
週刊少年ジャンプ(集英社)にて第一部・公安編(全11巻)が連載された、ダークファンタジー漫画です。
さて、気になる内容に触れていきましょう。
本作を一言で表すと「現代版デビルマン」ということになるでしょうか。
ある年代より上の方は必ず耳にしたことがある主題歌のフレーズだと思うのですが、
「悪魔の力 身に着けた 正義のヒーロー デビルマン デビルマン」
チェンソーマンとはこういった趣のお話です。
なお、ジャンルがダークファンタジーという事で、スプラッタ描写は多いです。
苦手な方はご注意願います。
世界観
『悪魔』が当たり前に存在し、その多くが人間に危害を加える災厄として認知されている世界。
悪魔は人間の恐怖心を糧に強くなる存在です。
代表格が、僅か7分間で110万人を殺害した『銃の悪魔』(こいつは超こえー)
そんな世界でデビルハンターを生業にしていた少年『デンジ』と相棒の『ポチタ』
彼らは、暴力と裏切り、支配と臓物にまみれた世界をどのように生きていくのか?
掃き溜めに鶴。そんなデンジの世界を変えてくれた『マキマ』さんとの関係は進展するのか?
その他にも、『アキ』『パワー』『岸辺』『天使の悪魔』『姫野』『コベニ』公安対魔2課の『中村』など、アクの強いキャラクターが多いのも魅力です。

あらすじ
「悪魔」と呼ばれる存在が日常に蔓延る世界。少年デンジは死んだ父の借金を返すべく、「チェンソーの悪魔」であるポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」として生計を立てていた。
しかし借金は中々減らず、ごく普通の日常を願いながら、叶えるには到底届かなかった。
ある日、デンジは仕事を斡旋していたヤクザに騙され、「ゾンビの悪魔」によってポチタと共に殺害されてしまう。
しかし、ポチタはデンジの血を飲んで蘇生し、契約と引き換えにデンジの心臓となる。
復活したデンジは「チェンソーの悪魔」へと変身する力を手に入れ、ゾンビの集団を一掃する。
デンジは現場に駆け付けた公安のデビルハンターであるマキマに導かれ、その身を管理されることになる。
東京の公安本部へ移ったデンジは、マキマの命令を受けて先輩の早川アキ、デンジのバディとして選出された「血の魔人」パワーと同居する。
公安ではかつて7分間で110万人を殺した「銃の悪魔」の討伐を掲げ、世界各地に散った銃の悪魔の肉片を集めていた。
一方で銃の悪魔に従う悪魔や契約した人間、さらにデンジと同じ「人間でも悪魔でもない者」らがデンジの心臓を狙っていた。
ウィキペディアから引用
概要
漫画考察
藤本タツヤ先生は、チェンソーマン以前に『ファイアーパンチ』を連載していました。

ファイアーパンチの記事でも触れましたが、藤本先生は
「少年ジャンプ+でやるのなら週間少年ジャンプでできないことをやろう、
アンチ・ジャンプ的なことをやりたい」
Wikipediaより
とインタビューに答えていました。
ここからも解る通り、挑戦的で開拓者志向の強い作家性の持ち主です。
本作チェンソーマンも少年漫画の枠に収まらない、いっそ清々しい程の暴力性に溢れた漫画です。
シャンプ+で鳴らした手腕をいかんなく発揮した印象です。
受賞歴
売り上げは、21年3月時点で累計発行部数930万部の超人気漫画です。
このマンガがすごい!2021(宝島社)のオトコ編2020にて一位を獲得したことからも、人気と面白さのほどを伺うことができます。
メディアミックス
2020年12月にアニメ制作が決定が発表されました。
本編は、惜しまれながらも終了しましたが、第二部は活躍の場をジャンプ+ 移しての連載予定です。
新情報は公式Twitterなどからチェックすることが出来ますので、この機会にフォローしてみてはいかがでしょうか
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